Companion · 第7章

第7章 クライアント・クリアリングの未来展望

清算の進化は止まりません。クロスプロダクト・マージンによるポートフォリオ最適化、店頭取引の先物化(Futurization)、自動化とテクノロジー、ブロックチェーン・DLT、そして仲介者を介さないダイレクト・クリアリング——変化の最前線を一つずつ検証します。

単なる技術予想ではなく、「何が構造的に変わり、何が変わらないのか」を見極める章です。データと AI が清算実務をどう変えるかまで含め、本書の締めくくりとして未来への羅針盤を示します。

The Essentials ・ この章で学べること

The Map ・ この章の見取り図

変化の最前線 クロスプロダクト・マージン、先物化、 自動化、DLT、ダイレクト・クリアリング CCP 仲介者なき清算への挑戦 FTX が示したモデルの新しさと、 露呈した課題(7-5) 「戦略的パートナー」への進化 クリアリングブローカーの役割の再定義と、 日本市場への提言(7-6〜7-8)

技術の予想ではなく、構造の見極め。本書の締めくくりの章です。

The Updates ・ 刊行後の動き

2025-12米 CFTC が、リテール参加者を対象とするダイレクト・クリアリングについて意見募集を公表しました。本章 7-5 が検証した「仲介者なき清算」が、規制の場で現実の議題になっています。

2026-02FIA が意見募集に回答し、FCM を経由しない清算モデルに残る監督・顧客保護の論点を指摘しました。

2026-08本章 7-5 の一部の段落に、編集上の誤りがあります(正誤表に掲載)。

補足記事は、順次このページに追記します。