Companion · Errata
正誤表・補遺
『デリバティブ・クリアリングのすべて』(現行版・2026年2月刊)の正誤情報を、このページに集約します。
以下の正誤は、紙・電子の両方の現行版にあります。お詫びして訂正します。頁番号は、現在販売中の紙版に基づきます。
Status
2026-08-01 現在 —— 正誤5件(本文の誤り3件、組版・編集の誤り2件)。いずれも改訂版で修正します。
本文の誤り — 第3章 コラムk
第3章 コラムk「Nasdaq Clearingデフォルト事例とその教訓 (2018年)」の記述に、事実関係の誤りが3件ありました。2018年9月、Nasdaq Clearing の清算参加者 Einar Aas 氏のデフォルトを扱ったコラムです。いずれも Nasdaq の公表資料・BIS(2018)・監督当局の公表文書との突合で確認しました。
1 オークションの時期 —— p.183
「最終的にオークションが成立したのは9月19日でした」
Nasdaq の公表では、当該ポートフォリオはデフォルト認定から48時間以内にオークションで処理されています。
2 損失の充当順序 —— p.184
「○まず、Aas氏自身が差し入れていた当初証拠金(約700万ユーロ)と、清算基金への拠出金(約300万ユーロ)が充当されました。」「○次に、Nasdaq Clearing自身の自己拠出金(Skin-in-the-Game)(約1300万ユーロ)が充当されました。」
約1億1400万ユーロは、Aas 氏本人の証拠金と清算基金拠出金を充当してなお残った不足額です。この不足には、まず Nasdaq Clearing 自身の資本から約700万ユーロが、次いで他の清算参加者が拠出した清算基金から約1億700万ユーロが充当されました。「約300万ユーロ」「約1300万ユーロ」に対応する充当の層は、公開情報では確認できません。
3 事後検証の主体 —— p.184
「欧州証券市場監督局(ESMA)などによる事後検証では」
本事案の調査と行政処分を行ったのは、スウェーデン金融監督庁(Finansinspektionen)です。ESMA が行ったのは加盟国当局の監督実務に対するピアレビューで、本事案そのものを検証したものではありません。
組版・編集の誤り
4 本文に残った参照メモ —— p.381(7-5 ダイレクト・クリアリング)
本文の段落が「…適切なガバナンス欠如)」で途切れ、直後に参照資料の URL(CCPG: https://ccp-global.org/…)が編集過程のメモのまま本文に残っています。改訂版で修正します。
5 巻末用語集「CCP」の項 —— p.412
同じ項目が重複して3つ掲載されています。改訂版で1項に統合します。
修正を反映した改訂版を出した際は、反映日をこのページに記します。
お気づきの点は contact@manus-press.com までお知らせください。確認のうえ、本ページと改訂版に反映します。刊行後の市場・規制の動きに関する補遺は、章別ガイドに順次追加していきます。
The Book